お子さんの遊び道具や発育遊具として自宅用のうんていを検討しているお父さんお母さんは多いと思います。
しかし建物に直接取り付けるうんていは建物自体に傷を付けるため、賃貸に暮らしているなどで導入を諦めているかたも多いはず。
そこで今回は建物に傷をつける恐れの少ない、室内用うんてい付きジャングルジムについてご紹介していきます。
お子さんが室内で思い切り運動できる遊具を探している人に特にオススメの内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
こんなかたにオススメ!!
・自宅にうんていを取り付けられない、賃貸にお住まい
・お子さんを公園に連れて行く時間がなかなか取れない
・お子さんをお家のなかでも元気に遊ばせてあげたい
・小さいお孫さんが遊びに来る、お爺ちゃんお婆ちゃん
室内用うんてい付きジャングルジムとは?
室内用のうんてい付きジャングルジムとは、その名の通りうんていとジャングルジム、すべり台やブランコなど様々な遊具を組合わせた室内用の遊具です。
それぞれが組み合わさることでシンプルなぶら下がりや昇降動作だけでなく様々な動きができ、発育も視野に入れた遊具として高い人気があります。
特に室内用のものであれば天気に左右されることなく遊ばせられるため、年中通して遊ばせられるのも嬉しいポイントです。
また、室内うんていのように下地を補強するなどの複雑な取り付け作業も不要で、簡単な組み立て作業だけですぐに使えるものが多いです。
室内用うんてい付きジャングルジムのメリット5選
室内用の雲梯ジャングルジムにはシンプルな雲梯やジャングルジムと比べて様々なメリットがあります。順番に解説していきます。
幼児期から小学校低学年まで長く遊ぶことができる
低価格帯のプラスチック製ジャングルジムは耐荷重が20kgのものが多く、対象年齢も2〜5歳なので何年も遊ぶことはできません。
木製のうんてい付きジャングルジムであれば、耐荷重40〜60kgのものが多いので平均体重で考えると2〜15歳くらいまで遊ぶことができます。(実際に10歳以上のお子さんがジャングルジムで遊ぶことは身長的にも難しいとは思いますが…)
木製のうんてい付きジャングルジムの対応年齢は2〜8歳のものが多いので、体重で壊れる心配はないですね。
兄弟やお友達といっしょに遊んでも大丈夫なので、お子さん同士の遊びの交流も広がるでしょう。
うんていやジャングルジム単体よりも遊びの幅が広がりやすい
シンプルなうんていやジャングルジム単体に比べて遊びの幅が広がりやすい点が挙げられます。
例えば天井に取り付けたうんていであれば、お子さんではぶら下がりやスイング動作などのシンプルな動きしかできません。
またジャングルジムも単純な昇降動作がメインとなりがちです。
いずれも発育のことを考えれば大切な運動ですが、子供目線では単調な動きが続くこととなり、すぐに飽きてしまうことでしょう。
しかしこれらを組み合わせたうんてい付きジャングルジムであれば、単純にうんていとジャングルジムで可能な動作が全て遊べる上、より複雑な動きもできることから、単純なうんていやジャングルジムより遊びの幅が広いです。
また高さに対する恐怖心から天井に取り付けたうんていにぶら下がれないお子さんでも、ジャングルジムの部分での遊びに夢中になっている中、知らず知らずの内にうんていにぶら下がれるようになる、といった効果も期待できます。
運動能力を総合的に強化できる
うんてい付きジャングルジムでは、お子さんの総合的な運動能力の向上に期待が持てます。
ぶら下がった状態の運動がベースとなるうんていでは下半身を鍛えるのに向きませんし、くぐったり昇降する動作がメインのジャングルジムでは、空中での体重移動や腕の力だけで身体を支える経験が少なくなりがちです。
しかし、うんてい付きジャングルジムであれば、それぞれの器具特有の運動ができるのはもちろんのこと、足が疲れたらうんてい側で遊び、腕が疲れたらジャングルジム側で遊ぶ、といった工夫によりそれぞれを単独で用意するより長く運動できます。
運動時間が増えるほど体力もメキメキ向上するため、飽きやすく疲れやすいお子さんにとって選択肢の多いうんてい付きジャングルジムは良い運動器具と言えるでしょう。
発想力も育てることが出来る
うんてい付きジャングルジムは発想力を鍛えることもできます。
ジャングルジムと併設されたうんていであれば、単に腕の力で動くだけでなく、上に登ってはしごのように移動することも可能です。
また、うんていを使うかジャングルジムを使うかという選択肢が生まれることで、例えば鬼ごっこなどの時に状況に応じて自分の得意な動作を使って移動する知恵を磨くこともできます。
お子さんが自分の体を思い通りに動かす事ができるようになれば、大人が見ていてハラハラするような動きをすることがあります。
ですが、それこそがお子さんの自由な発想からくるものですので、マットを敷くなどして安全性を確保しつつ好きなように遊ばせてあげてください。
お子さんの発想力は予想以上にすぐれているので、大人ですら気付かない遊びや動きを生み出す可能性にも期待できるでしょう。
室内うんていよりも取り付けが楽
最後に親目線で考えたときに室内うんていよりも取り付けが楽な点もメリットと言えるでしょう。
基本的に室内うんていはお子さんの体重を確実に支えるのはもちろんのこと、構造物の強度の範囲内でお子さんの激しい動きに耐える必要があります。
普段からDIYなどをやっている方であればそこまで難しくないかもしれませんが、全くの素人からすれば取り付けや下地の補強などのハードルは非常に高いでしょう。
また、せっかく頑張って室内うんていを取り付けても、子供が興味を示さなかったらどうしよう、と考える親も多いと思います。
特に賃貸に住んでいる方であれば、室内うんていは家屋に傷が付くリスクが高いので、なおさらハードルの高い遊具となります。
一方、そもそも一体物の遊具として完成しているうんてい付きジャングルジムであれば、置き場所さえ確保すれば容易にうんていの設備が用意できます。
例えお子さんが興味を示さなかったり、成長して使わなくなってたとしても容易に撤去できますし、場合によっては友人や親戚に譲ることもできます。
室内用うんてい付きジャングルジムを使う時の注意点も覚えておこう
これまで室内用うんてい付きジャングルジムのメリットにフォーカスして解説してきましたが、お子さんが使用する以上安全性には特に注意が必要です。
例えばジャングルジムが併設されていますので簡単にうんていの上までよじ登れてしまい、落下の危険性が高くなります。
他にも安価だからと安全認証の取れていない物を買ってしまうと、遊んでいる最中に破損する恐れもあります。
室内うんていやジャングルジム単品でも言えることですが、使っているうちに起こりうる事故や怪我をあらかじめ予測し安全対策を取るのはもちろんのこと、遊んでいる時は目を離さない、定期的にゆるみやガタツキがないか点検する、取り扱い説明書をよく読んで正しく使うなど、基本的な安全対策はしっかり取るようにしましょう。
また、床に傷がつかないようにクッション性のある保護マットを敷いて、その上にうんてい付きジャングルジムを設置することも大切です。
室内用うんてい付きジャングルジムの具体的な選び方とは?
最後に、これまでの説明を踏まえて本格的に室内用うんてい付きジャングルジムの購入を検討する人向けに、具体的な選び方と抑えるべきポイントを解説していきます。
予算を決める
まずはお子さんの年齢や目的、家計状況を視野に入れながら予算を決めましょう。
兄弟がいて長い間現役で活躍してもらうのか、一人っ子だからほんの数年で良いのか、知育遊具として買うのか、単なる遊び目的で買うのかなど、背景によってかけるべき予算は変わると思います。
参考として、初めての購入の場合なら大体3万円〜4万円程度のものがオススメです。値段が高すぎるものは子供が気に入らなかった時の損害が大きいですし、逆に安すぎるものは安全性や機能面での不安が残ります。
まずは無難な予算として3万円〜4万円程度で検討しましょう。
大きさを決める
続いて購入するうんてい付きジャングルジムの大きさを決めましょう。
基本的に予算が決まればある程度サイズ感も絞られますが、大きすぎて部屋に入らない、子供の人数に対して小さすぎて使い物にならない、といった事態も考えられます。
購入前に商品の寸法を調べておき、しっかりと部屋の広さを採寸して検討しましょう。
ちなみに部屋にピッタリのサイズだと、遊ぶ途中で壁などを傷つけてしまう恐れがあるので、置く場所には注意が必要です。
すべり台からすべりおりた先が壁では危ないですからね。
デザインや機能性で具体的に選ぶ
予算やサイズ感が決まったら、最後はデザインや機能性を見て購入品を決めましょう。
大切なことはあくまでもお子さん目線で考えることです。
可能であれば実物をお子さんに見せて好みを聞いたり、実際に遊んでみせて機能性を確かめるのが良いでしょう。
どういった知育をしたいか、他に持っている遊具との組み合わせはどうか、滑り台やネットなどの付属機能はあるかなど、様々な視点で決めていきましょう。
まとめ
今回はお子さんの発育にも活用できる遊具として、室内用うんてい付きジャングルジムについて解説してきました。
天候に左右されず自宅でも思い切り運動させたい親にとって、うんてい付きジャングルジムはまさに最高の遊具となるでしょう。
具体的に何を選べばよいか悩む方にも分かりやすく選び方解説もしてきたので、是非購入時の参考にしてみてください。