【うんていのある家】室内うんていの魅力と購入方法

DIY

家の中にうんていを設置されているお宅が増えてきています。

お子さんの遊び道具という使い方はもちろんですが、そのほかにも様々な用途があります。

しかし、実際にお住まいに取り入れようにもうんていの設置はかんたんなものではありません。

子供の運動能力にどんな効果があるの?

うちに取り付けるにはどうすればいいの?

どこに頼めば購入できる?

実際に取り付けた様子を見てみたいわ

そんなお悩みを解決すべく、本記事では、

  • 室内うんていが子供にあたえる効果
  • うんていとして以外の使い方
  • 購入できるうんていの種類と特長
  • 室内うんていの購入方法
  • 実際に室内うんていを取付けた例

など、普段では知ることの少ない室内うんていの魅力と購入方法をくわしくご紹介します。

プロフィール

現役の塗装職人として25年間多くの外壁塗装や機械塗装を経験し、その過程で1級建築塗装技能士の資格を取得。

仕事のかたわら、塗装の技術を活用して友人のアイアン工房(backyard_blacksmith)を手伝っています。

そちらの工房では10年近くうんていをはじめ、階段の手すりやテーブルの脚などアイアンの加工・販売を営んでいて、その商品の塗装をしています。

一つ一つ手作業で心を込めた塗装をします

もっと詳しく知りたい方は→プロフィール

うんてい製作の様子

室内うんていとは

学校や公園でよく見かけるうんていを家の中に設置したものです。

室内うんていには置き型と吊り下げ型があり、置き型は木製の土台から組立てて設置し、吊り下げ型は天井の梁(はり)や下地に取り付けます。

置き型のうんていは天井の形や下地のあるなしにかかわらずどこにでも置くことができますが、サイズが大きく場所を取るので室内にあるとかなり圧迫感があり吊り下げ型のうんていは設置することさえできれば室内のスペースを取ることもなく、部屋の雰囲気をこわしません

本記事では吊り下げ型のうんていにフォーカスしてご紹介します。

ここ最近では子供の運動能力の向上や知育にも役立つとして、不特定多数の人の手が触れる公園のうんていより衛生的で安全に使用できる室内うんていが注目されています。

たとえば2021年に開催された東京オリンピック水泳日本代表の池江璃花子選手もご自宅に室内うんていがあり幼少の頃からうんていで遊んでいらっしゃいました

ちなみにコレは池江璃花子選手のお母様の教育方針だったようです。

堅苦しいことは抜きにしても、公園で遊ぶうんていが単純に家の中にあるのって夢がありますよね。

うんていが子供にあたえる効果

うんていをする少年

うんていが子供にあたえる効果はどんなものでしょう?

楽しく運動して遊べることはもちろんですが、乳幼児向け早期教育メソッドの権威グレン・ドーマン博士が提唱するドーマンメソッドには他にもメリットがあると言われています。

グレン・ドーマン博士
モンテッソーリ教育やシュタイナー教育とならぶ脳科学に基づいた乳幼児向け早期教育メソッドに関する権威
人間能力開発研究所の創立者で創立以来半世紀以上にわたり、世界各地から両親がここを訪れる。
グレン・ドーマンと人間能力開発研究所は、脳障害児にかんする活動の先駆者として、また、健常児の早期発達に関する 活動でその名を知られる。
うんていによる能力向上のメリット
・ぶら下がることにより背骨が真っ直ぐに伸びて身体の骨格バランスを整える
・握力がつき、手先が器用になる
・体幹が鍛えられ身体全体を使ったバランス感覚が養われる
・腕を上げることで胸がひらき、大きく呼吸することで心肺能力を高める
・次の棒に焦点を合わせることで空間把握能力を育て、集中力が上がる

0歳から自力でぶら下がれる子もいるようですし、親が支えてあげてうんていを遊びに取り入れることでお子さんの運動能力向上に様々なメリットを享受できます。

自力でぶら下がれるようになってきたら、たとえ落ちても親が受け止めてあげられる状態か保護マットを敷いて遊ばせてあげるといいですね。

うんていとして以外の使い方

室内うんていはうんていとしての使い方以外でもいくつも活用法があります。

自宅での筋トレに

公園でうんていや鉄棒を使ってトレーニングしている人を見かけたことはないですか?

うんてい1つで懸垂をはじめとする数々の筋トレ種目をすることができます。

YouTube 【筋トレ】うんていでできる31種類のトレーニング【自重トレーニング】(音量注意)

洗濯物の部屋干しに

雨の日の洗濯物をうんていに引っ掛けておけば部屋干しができます。

主婦にはコレが一番実用的かもしれません。

部屋が乾燥しているときには加湿にもなりますね。

ブランコをぶら下げて

うんていに上りロープ
画像提供 backyard_blacksmith

うんていにロープ式ブランコやターザンロープをぶら下げることも可能です。

自宅に公園の2大遊具があるなんてお子さんが喜ぶこと間違いないですね。

ハンモックを吊る

エアリアルヨガ

大人がぶら下がっても全く問題ないうんていにハンモックを吊れば、室内でハンモックに寝転んで優雅に読書なんて過ごし方もできますね。

ハンモックを利用して「エアリアルヨガ」に挑戦することもできます。

鉢植えを吊り下げる

吊り下げ型の鉢植えで観葉植物を育てれば、グリーンで部屋をおしゃれに彩ることができます。

購入できるうんていの種類と特長

購入できるうんていには大きく分けて2種類の形があり、はしご型と単独型に分けられます。

はしご型とは、公園でよく見かける形のうんていと同じくはしごを天井に取付けているような状態になります。

一方単独型はうんていの持ち手1本ごとに天井に取付ける形のうんていです

購入し取付けるにはそれぞれ注意点があります。

はしご型うんてい

はしご型うんてい
  • 似姿が大きいので送料がかかる→送料の目安、約1万円
  • 分解できないので家の中への搬入ルートが限られる
  • 取付け用の足が少ないため取付けの時間が短い
  • 取付け環境によって形やサイズが変動するので、価格は応相談になる

単独型うんてい

単独型うんてい
  • 似姿が小さいので一体型と比べて送料が安い→送料の目安、本数にもよるが3~4千円
  • 1本ずつ分かれているので一人でも取付け可能
  • 下地に打ち込むビスの数が多くなるため取付に時間がかかる
  • 取付け環境によって形やサイズが変動するので、価格は応相談になる

他にもちょっと変わった形で1本の梁に取付けるタイプのうんていもあります。

単独型うんてい

室内うんていの塗装

現在backyard_blacksmithで取り扱っているうんていの塗装色は「つや消しの黒」「つや有りの白」の2色があります。

黒はつや消しでの塗装になります

光沢を抑えることでインテリアとしても悪目立ちすることなく、落ち着いた印象でお部屋の雰囲気をそこないません。

白はツヤを出すことで手垢などで汚れにくくなります

しかし、白は色の定着がしにくいです。

色を定着させるには塗り回数を増やす必要があるため、料金が少々割増になることがあります。

どちらも研磨と脱脂処理をほどこした後、

さび止め塗装→中塗り塗装→上塗り塗装

といった塗装工程を経て完成します。

室内うんていの購入方法

私の友人が営んでいるアイアン工房(backyard_blacksmith)に発注することで梁や下地の間隔にあわせたオーダーメイドのうんていを購入することができます。

それぞれのお家の構造によって取り付け方やうんていのサイズを調整する必要があるので、受注後に製作、塗装をして発送するかたちです。

室内うんていの購入、取り付け方、その他お見積り、お問い合わせ、ご相談はこのサイトで受け付けていますのでお気軽にお声がけください。

下のボタンから、よくある質問をご一読の上、お問い合わせ内容をご記入ください。

相談、お見積もりは無料です

もしbackyard_blacksmithの方に直接発注したいのであれば、「リュークンのブログから来ました」と一言添えていただけましたら、いくらかの割引をしてもらえる可能性がありますよ。

チェックポイント

ありがたいことに、この記事を読まれた読者の方々から様々なお問い合わせをいただくことが増えてきました。

その中で「うんていの取り付けをお願いできますか?」といったご質問・ご要望があります。

しかしながら、当サイト並びにアイアン工房では取付工事は請け負っておりません

うんていの製作〜発送までとなりますのでご注意ください。

室内うんていの強度

うんていの強度
画像提供 backyard_blacksmith

公的な機関での耐久試験をおこなったわけではないですが、鉄パイプを溶接して作られたうんていは60kg以上の大人が3人同時にぶら下がってもビクともしない耐久力。

つまり、うんてい自体は100kg以上の重さに十分耐えられる耐久力ということですね。

梁への取付けはうんていの足1ヶ所につき9×65mm以上のコーチボルト4本を打ち込みますのでちょっとやそっとで抜け落ちるということはないです。

なによりも大切なのはうんてい自体の耐久力よりも設置する梁や下地の強度が重要になります。

ご自身で取り付け位置の強度を確認できない場合は、家を建てた大工さんや工務店に確認してください。

室内うんていの設置方法

設置にはうんていの足にある取付け金具1ヶ所あたり、太さ9mm長さ65mm以上のコーチボルトを4本打ち込みます。

新築やリフォームなどで工事中に設置する場合は工務店や大工さんと相談の上、取付けをお願いしてください。

すでに完成して入居しているお家に取付ける場合、見えている梁に取付けるのは可能ですが、天井にクロスが貼ってあり下地が見えない状況では取付けが困難になります。

工務店に相談して、雲梯の取付け、使用に耐えうる下地を作るところからはじめてください。

はしご型うんていはそれ自体およそ20kg近くの重さがありますので、一人作業で取付けるのは難しいと思います。

取付け作業はプロにお任せしましょう。

実際に室内うんていを取付けた例

うんていを購入されたお客様から工房のインスタグラム(backyard_blacksmith)に多くの写真が届きます。

backyard_blacksmithから画像提供をしていただけましたので、ここではその一部をご紹介します。

単独型うんてい
一体型うんてい
子供がうんていで遊ぶ様子
無塗装うんてい
うんていに上りロープ

インスタグラムでは他にも多くの写真をアップされていますので、ご覧いただけたらいろんな活用法や子供たちが楽しそうにうんていで遊んでいる姿を見ることができますよ。

さらに、backyard_blacksmithで購入されたうんていを新築のお住まいに取り付けられたようすが、こちらのYou Tubeで紹介されました。

まとめ

本記事では室内うんていについて様々な角度からご紹介しました。

ご家庭に室内うんていを取り入れることによって、普段から運動する意欲やきっかけになりますし、お子さんがいらっしゃるご家庭では子供の遊び道具としてだけでなく運動能力の向上も見込めます

価格が少々高く感じるかもしれませんが、ご家庭ごとの好みや取付け環境に合わせ、手作業でのオーダーメイドで心を込めて作られたうんていはその価格に見合うだけの価値が十分にあるでしょう。

家の中にうんていがあり家族で楽しんでいる情景を想像してみてください。

なんだかワクワクしてきませんか?

お見積り、ご相談は無料です

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