室内にうんていを取り付ける人の中には、トレーニング目的で活用したいと考える人も多いと思います。
そこで今回はトレーニング目的で自宅にうんていを取り付けた人に向けて、室内うんていを使ったトレーニングのメリットや種類を中心に解説していきます。
怪我やトラブルを起こさないための注意点も解説するので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてください!
うんていについてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事へ
室内うんていでトレーニングをするメリット3選とは?
まずは室内うんていを使ってトレーニングする3つのメリットを順番に解説していきます。
自宅でうんていを使うからこそのメリットもあるので、しっかりと理解しましょう。
メリット①:トレーニングのコストパフォーマンスが高い
1つ目のメリットとして、トレーニングのコストパフォーマンスが高い点が挙げられます。
筋トレを始めるとき、真っ先にジムへ通うことを検討する方は多いでしょう。
しかし、当然ですがジム通いには会費が掛かりますし、トレーニングシューズやウェアなどを購入する費用も掛かります。
また自宅にトレーニングマシンを導入して費用を抑えようと考えても、鍛える部位によって効果的な器具が違うため、全身をくまなく鍛えようと思ったらそれなりの費用を掛ける必要があります。
これに対し室内うんていは初回の設置費用こそ発生するものの、一度設置してしまえば基本的に追加費用が掛かることはありません。
しかも工夫次第では全身の様々な部位を鍛えることもできますし、ストレッチや整体用の器具としても使うことができるため、非常にコスパの高い器具と言えます。
メリット②:トレーニングスペースの心配がいらない
続いてのメリットとして、自宅用トレーニングマシンとして場所を取らない点や床へ傷がつくリスクがない点も挙げられます。
自宅で筋トレするためにベンチプレスや腹筋ローラー、スクワットマシンなどの器具を導入している人は少なくありませんが、自宅で使用する場合は置き場所を考えなくてはなりません。
特に大規模なトレーニングマシンを設置する場合、生活動線上に置くと邪魔になってしまう上、普段使っている中で壁や床に傷をつけてしまう恐れもあります。
これに対し天井に取り付けるうんていであれば、基本的に生活動線を邪魔することはないですし、壁や床を傷つけることもありません。
自宅で本格的なトレーニングをしたいが器具が邪魔にならないか心配、あるいはお家を傷つけたくないという人にとって、うんていは最高の自宅トレーニング設備と言えるでしょう。
メリット③:隙間時間に気軽にトレーニングできる
最後のメリットとして、隙間時間に気軽にトレーニングができる点もあります。
基本的に自宅で行うトレーニングは、ジムに行くトレーニングに比べると手軽さが異なります。
しかし、自宅とはいえ重りの付いた器具を使う場合、重りの付け替えや器具の準備、片付けには手間がかかるため、思ってるほど気軽にはトレーニングできません。
これに対し基本的に常設しているうんていであれば、トレーニングするたびの設置や片付けする必要がないため、本当に気が向いた時にすぐトレーニングできます。
トレーニングのハードルの低さは継続する上で重要な要素となるため、トレーニング初心者にとっては非常に大きなメリットの1つと言えるのではないでしょうか。
わが家にもトレーニング用のベンチやダンベルなどがありますが、気が向いたときにすぐ始められるようにするため、常に出しっぱなしにしてあります。
室内うんていでできる代表的なトレーニング5選!
自宅でうんていを使ってトレーニングすることのメリットが分かった所で、続いては具体的なトレーニングについて解説していきます。
トレーニング種目に悩んでいる人向けに低負荷のものから高負荷のものまで解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
種目①:ぶら下がり
うんていを使ったトレーニングとして初心者にオススメなのがぶら下がりトレーニングです。
その名の通り単にうんていにぶら下がるだけのトレーニングで、握力を鍛えたり肩や腕のストレッチにも活用できるトレーニングです。
ただぶら下がっているだけなので怪我のリスクもなく手軽にできる反面、自身の体重を腕の力だけで支えるため、予想以上に握力や腕力が鍛えられます。
また、体の左右のバランスが崩れている人であれば、重力に身を任せてぶら下がることで体の歪みを矯正するストレッチ効果も期待できます。
初心者の最初のトレーニング項目や、ストレッチの一環として気軽に取り入れてみましょう。
やってみるとわかるのですが、意外に長時間ぶら下がっていられません。
まずは1分間ぶら下がっていられるように頑張ってみましょう!
種目②:懸垂(けんすい)
うんていを使えば懸垂も容易に行えます。
懸垂は動きのイメージから腕や背中を鍛えるトレーニングと認識している方も多いと思いますが、実は全身の筋肉をまんべんなく鍛えられる全身トレーニングとしても知られています。
比較的難易度の高いトレーニングではあるものの、慣れてくれば背中や肩周りを中心に上半身の筋肉量を大幅に増やせるトレーニングのためオススメです。
また、フォームや手の幅を変えてみたり、ゴムバンドやおもりなどの補助器具を使うことで、初心者から上級者まで鍛えたい部位やレベルに合わせてトレーニングできるのも魅力の1つです。
種目③:ニーレイズ/レッグレイズ
うんていを使って下半身を鍛えたい人であれば、ニーレイズやレッグレイズがオススメです。
ニーレイズはぶら下がった状態で膝を持ち上げる動作を行うトレーニングで、膝を伸ばしたまま上げ下げするとレッグレイズと呼ばれる種目になります。
ある程度ぶら下がりに慣れてきた方が次なる動きとして取り入れるのに最適で、単に足を上げ下げするだけで腹筋や太ももの筋肉を鍛えることができます。
また、足を上下する速度を変えたり足先に重りを乗せれば強度も変えられますし、動きの途中で全身がぶれないよう意識すれば体幹トレーニングとしても効果的です。
我こそ筋トレ上級者という方は、ぶら下がった状態でつま先をうんていまで引き上げる「ハンギング・トゥ・バー」や、伸ばした足を車のワイパーのように左右に動かす「ハンギング・ワイパー」など最高難度の腹筋トレーニングに挑戦してみてはいかがですか?
種目④:スイング
うんていトレーニングの代表と言えばスイングを欠かすことはできません。
スイングとは手を入れ替えながらうんていを次々に渡っていく、うんていといえば誰もが想像する動きです。
一瞬とはいえ片手で全身を支えながら動くため、握力や前腕の筋肉が鍛えられますし、名前の通り体重移動で身体をスイングするように前に進むため、体幹やバランス能力も高まります。
慣れないうちは手を入れ替える動作が難しいかもしれないので、足を床に付けて補助をしながら練習すると良いでしょう。
逆に慣れてきたらバーを持ち替える幅を広げ、1本飛ばしや2本飛ばしにチャレンジすると更に効果的に鍛えることができます。
種目⑤:ロープなどを使った応用トレーニング
うんてい単体でトレーニングする以外にも、他の器具と組み合わせればさらなる応用トレーニングも可能です。
例えばロープをうんていにぶら下げて登り降りトレーニングに使えば、前腕や広背筋、握力、体幹などを総合的に鍛えることができます。
ガッチリと固定されたうんていを使うのと違い、不安定なロープをあえて使うことで、より強度の高いトレーニング効果が望めるでしょう。
他にも長いゴムバンドをうんていに取り付ければ、ゴムの伸び縮みを活かしたローイングトレーニングに使うことができます。
このように色々な器具を使ってオリジナルの動きを模索するのも、うんていトレーニングの醍醐味の1つと言えるかもしれません。
室内うんていでトレーニングをするときの注意点
最後に室内でうんていトレーニングをする上での注意点に触れておきます。
まず、器具や身体を床に付けずにトレーニングできるとはいえ建物に取り付けている以上、激しい動きをすると振動や音が発生するので、近隣の住民に迷惑がかからないよう気をつける必要があります。
また、たとえ堅牢に取り付けていても繰り返しの使用によって外れてしまう可能性も考えられます。
トレーニング前後には取り付け状況を点検し、緩んでいる箇所がないか確認しておきましょう。
あわせて自宅トレーニング全般に言えることですが、無理な姿勢や強度でのトレーニングにはチャレンジしないようにしましょう。
特にうんていを使うトレーニングは身体が宙に浮いたままの動作が多いため、無理な姿勢に耐えられず落下し、二次災害を招くおそれがあります。
はじめての動作や苦手な動きをするときは補助器具やマットを使ったり、人の助けを呼べる状況でおこなうのが得策です。
健康促進の効果があるトレーニングですが、ケガをしてしまっては本末転倒です。
安全第一で行いましょう。
まとめ
今回は自宅でのうんていトレーニングを考える人に向けて、うんていトレーニングのメリットやオススメの種目、注意点などを解説してきました。
うんていは取り付けてさえしまえば無料で多くの種目ができる器具のため、自宅で本格的な筋トレをしたい方にかなりオススメです。
今回紹介した以外にもさまざまなトレーニング種目があるので、気になった方は是非くわしく調べてみてください。
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